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平成27年度つくば市水道事業会計意見書 つくば市 | 決算審査・基金運用状況審査の結果

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(1)

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平成28年8月3日

つくば市長

つくば市監査委員

つくば市監査委員

つくば市監査委員

平成27年度つくば市水道事業会計決算審査意見について

(2)
(3)

平成27年度つくば市水道事業会計決算審査意見

第1 審査の概要 1 審査の対象

平成27年度つくば市水道事業会計決算

平成27年度水道事業会計決算に関する証書類,事業報告書及びその他の決算附属書 類

2 審査の期間

平成28年6月21日から平成28年8月2日まで

3 審査の方法

審査に当たっては,決算書類及び証書類,事業報告書その他の決算附属書類が適法 に作成され,かつ,経営成績及び財政状態を適正に表示しているかどうかを検証する ため,会計帳票,証拠書類との照合等のほか,関係職員の説明を求め実施した。

また,経営内容を把握するため,計数の分析を行い,経済性の発揮及び公共性の確 保を主眼として考察した。

第2 審査の結果

審査に付された決算書類及び証書類,事業報告書その他の決算附属書類は,地方公 営企業法及び関係法令の規定に準拠して作成されており,おおむね適正であった。

(4)

1 業務実績について

当年度の業務実績を前年度と比較すると,次表のとおりである。

項 目 単 位 2 7 年 度 2 6 年 度

対 前 年 度 比 率 増 減 増 減 率 ( % ) 給 水 区 域 内 人 口 人 2 2 4 , 7 5 5 2 2 1 , 1 5 0 3 , 6 0 5 1 . 6 給 水 人 口 人 1 9 2 , 2 8 1 1 8 7 , 2 1 8 5 , 0 6 3 2 . 7 普 及 率 % 8 5 . 6 8 4 . 7 0 . 9 -給 水 戸 数 戸 8 5 , 0 6 5 8 1 , 9 6 8 3 , 0 9 7 3 . 8 配 水 能 力 ㎥ 1 0 3 , 4 0 0 1 0 3 , 4 0 0 0 0 . 0 導 ・ 送 ・ 配 水 管 延 長 ㎞ 1 , 3 4 3 . 5 1 , 3 2 4 . 9 1 8 . 6 1 . 4 年 間 総 配 水 量 ㎥ 2 2 , 0 5 7 , 2 4 6 2 2 , 0 2 2 , 9 2 9 3 4 , 3 1 7 0 . 2 県 水 受 水 量 ㎥ 2 1 , 8 9 2 , 4 8 0 2 1 , 6 9 0 , 1 9 0 2 0 2 , 2 9 0 0 . 9 自 己 水 源 ㎥ 1 6 4 , 7 6 6 3 3 2 , 7 3 9 △ 1 6 7 , 9 7 3 △ 5 0 . 5 年 間 総 有 収 水 量 ㎥ 2 0 , 3 1 9 , 0 7 7 2 0 , 2 0 3 , 2 4 9 1 1 5 , 8 2 8 0 . 6 有 収 率 % 9 2 . 1 9 1 . 7 0 . 4 -一 日 平 均 配 水 量 ㎥ 6 0 , 2 6 6 6 0 , 3 3 7 △ 7 1 △ 0 . 1 一 日 最 大 配 水 量 ㎥ 6 7 , 4 6 2 6 8 , 8 4 3 △ 1 , 3 8 1 △ 2 . 0

総 職 員 数

3 4 3 8 △ 4 △ 1 0 . 5 う ち 損 益 勘 定 所 属 職 員 2 9 3 3 △ 4 △ 1 2 . 1

※有収水量とは,配水量のうち料金収入の見込まれる水量を表す。

※有収率とは,年間総配水量に対する年間総有収水量の割合を示す。水道事業の施設 効率を判断する指標であり,数値が大きいほど効率的である。

当年度末の給水戸数は85,065戸で,前年度に比べ3,097戸(3.8%)増加し,給水人口 は192,281人で,前年度に比べ5,063人(2.7%)増加している。

(5)

2 予算執行状況について

予算額に対する決算額の割合及び前年度との比較は,次表のとおりである。 (1) 収益的収支

ア 収益的収入

(単位:千円)

※この数値は,消費税込みである。

予算現額4,947,889千円に対して決算額は4,891,290千円(執行率98.9%)で,予算 現額に対して56,599千円の減となっている。

決算額は前年度に比べ14,580千円(0.3%)減少している。この主な要因は,下水 道使用料徴収事務負担金が12,951千円(9.9%)増加したものの,加入金が53,268千 円(18.4%)減少したためである。

執行率は前年度を1.2ポイント下回っている。

イ 収益的支出

(単位:千円)

※この数値は,消費税込みである。

予算現額5,058,630千円に対して決算額は4,914,965千円(執行率97.2%)で,不用 額は143,665千円となっている。

決算額は前年度に比べ3,994千円(0.1%)増加している。この主な要因は,人員減 27年度 26年度 27年度 26年度 27年度 26年度 営 業 収 益 4,042,169 3,993,251 3,985,420 4,001,501 98.6 100.2 営 業 外 収 益 905,720 907,743 905,871 904,369 100.0 99.6 合 計 4,947,889 4,900,994 4,891,290 4,905,870 98.9 100.1 区 分

 予算現額 決算額 執行率(%)

27年度 26年度 27年度 26年度 27年度 26年度 営 業 費 用 4,667,989 4,623,257 4,536,329 4,514,489 97.2 97.6 営 業 外 費 用 370,334 373,803 370,334 373,803 100.0 100.0 特 別 損 失 9,507 22,902 8,302 22,679 87.3 99.0 予 備 費 10,800 10,800 0 0 0.0 0.0 合 計 5,058,630 5,030,762 4,914,965 4,910,971 97.2 97.6 区 分

(6)

に伴い職員給与費が24,308千円(8.0%)減少したものの,資産減耗費が31,938千円 (713.4%)増加したためである。

不用額の主なものは,業務費の修繕費,配水及び給水費の動力費,修繕費などであ る。

執行率は前年度を0.4ポイント下回っている。

(2) 資本的収支

ア 資本的収入

(単位:千円)

※この数値は,消費税込みである。

予算現額766,054千円に対して決算額は530,867千円(執行率69.3%)で,予算現額 に対して235,187千円の減となっている。

決算額は前年度に比べ272,052千円(33.9%)減少している。この主な要因は,土 地建物売却代金が17,523千円(皆増)増加したものの,それ以外が減少したためであ る。

執行率は前年度を24.9ポイント下回っている。

当年度の企業債249,100千円については,前年度に比べ100,900千円(28.8%)減少 している。内訳としては,建設改良のための借入249,100千円となっている。

27年度 26年度 27年度 26年度 27年度 26年度 負 担 金 16,901 37,390 15,530 33,659 91.9 90.0 企 業 債 479,800 350,000 249,100 350,000 51.9 100.0 国 庫 補 助 金 127,400 208,320 125,086 204,025 98.2 97.9 分 担 金 125,458 256,848 123,628 215,236 98.5 83.8 固定資産売却代金 16,495 - 17,523 - 106.2 - 合 計 766,054 852,559 530,867 802,919 69.3 94.2 区 分

(7)

イ 資本的支出

(単位:千円)

※この数値は,消費税込みである。

予算現額2,075,952千円に対して決算額は1,817,919千円(執行率87.6%)となって いる。この差額258,033千円のうち,219,672千円は

翌年度への

予算繰越であり,近 接工事との調整や現場の状況に伴う遅延などによる繰越分となっている。残り38,361 千円が不用額となっている。

決算額は前年度に比べ216,833千円(10.7%)減少している。この主な要因は,企 業債償還金が18,946千円(1.8%)増加したものの,建設改良費のうち,施設整備費 の工事請負費(繰越含む)が284,275千円(45.6%)減少したためである。

執行率は前年度を0.7ポイント上回っている。

また,資本的収支において不足する額は,過年度分損益勘定留保資金,当年度分消 費税及び地方消費税資本的収支調整額で補填している。

不足額及び補填内訳は次表のとおりである。

(単位:千円)

金 額

資本的収入額 (ア) 530,867

資本的支出額 (イ) 1,817,919

不足額 (ア)-(イ) △1,287,052

過年度分損益勘定留保資金 1,255,147

当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額 31,905 補填

内訳

区 分

27年度 26年度 27年度 26年度 27年度 26年度 建 設 改 良 費 992,479 1,276,348 745,247 981,025 75.1 76.9 企 業 債 償 還 金 1,072,673 1,053,727 1,072,673 1,053,727 100.0 100.0 予 備 費 10,800 10,800 0 0 0.0 0.0 合 計 2,075,952 2,340,875 1,817,919 2,034,752 87.6 86.9 区 分

(8)

3 経営成績について

総収益4,598,839千円に対して総費用は4,654,459千円で,差引純損失は55,620千円と なり,当年度においても赤字となった。前年度における純損失38,920千円と比較すると, 16,700千円(42.9%)増加している。

給水原価と供給単価についてみると,有収水量1㎥当たりの給水原価は204.7円,供 給単価は163.5円で,給水原価が41.2円上回っている。

(9)

(単位:千円,%)

※この数値は,消費税抜きである。

(1) 収益の状況

総収益は,前年度に比べ27,967千円(0.6%)減少しており,収益の構成をみると, 営業収益が80.3%,営業外収益が19.7%となっている。

ア 営業収益

営業収益は3,693,648千円で,前年度に比べ29,537千円(0.8%)減少している。 増減額 増減率 4,598,839 4,626,806 △ 27,967 △ 0.6 1 営業収益 3,693,648 3,723,185 △ 29,537 △ 0.8 (1) 給水収益 3,322,632 3,314,450 8,182 0.2 (2) その他の営業収益 371,016 408,735 △ 37,719 △ 9.2 2 営業外収益 905,191 903,621 1,570 0.2 (1) 受取利息及び配当金 1,537 2,246 △ 709 △ 31.6 (2) 他会計補助金 397,552 397,552 0 0.0 (3) 長期前受金戻入 485,862 482,345 3,517 0.7 (4) 雑収益 20,240 21,478 △ 1,238 △ 5.8 4,654,459 4,665,726 △ 11,267 △ 0.2 4,325,263 4,306,005 19,258 0.4 (1) 原水及び浄水費 2,079,289 2,073,991 5,298 0.3 (2) 配水及び給水費 454,923 469,467 △ 14,544 △ 3.1 (3) 業務費 256,009 229,567 26,442 11.5 (4) 総係費 132,872 149,507 △ 16,635 △ 11.1 (5) 減価償却費 1,365,756 1,378,997 △ 13,241 △ 1.0 (6) 資産減耗費 36,415 4,477 31,938 713.4 320,894 337,042 △ 16,148 △ 4.8 (1) 支払利息及び企業債取扱諸費 319,977 336,405 △ 16,428 △ 4.9

(2) 雑支出 918 637 281 44.1

8,302 22,679 △ 14,377 △ 63.4 (1) 過年度損益修正損 2,438 2,611 △ 173 △ 6.6 (2) その他特別損失 0 20,068 △ 20,068 皆減 (3) 固定資産売却損 5,865 0 5,865 皆増 △ 631,614 △ 582,820 △ 48,794 8.4 △ 47,318 △ 16,241 △ 31,077 191.3 △ 55,620 △ 38,920 △ 16,700 42.9 営業利益(△損失)

経常利益(△損失) 当年度純利益(△損失) 総収益

総費用

1 営業費用

2 営業外費用

3 特別損失

対前年度比較 27年度 26年度

(10)

主 な 要 因 は , 収 益 の 根 幹 で あ る 給 水 収 益 ( 水 道 料 金 収 入 ) が , 当 年 度 は 3,322,632千円で,前年度に比べ8,182千円(0.2%)増加しているものの,加入金 が49,320千円(18.4%)減少したためである。

イ 営業外収益

営業外収益は905,191千円で,前年度に比べ1,570千円(0.2%)増加している。 主な要因は,春日庁舎の賃借料が1,432千円(7.5%)減少しているものの,固定 資産売却に伴う長期前受金戻入が8,109千円(皆増)増加したためである。

(2) 費用の状況

総費用は,前年度に比べ11,267千円(0.2%)減少している。費用の構成をみると, 営業費用が92.9%,営業外費用が6.9%,特別損失が0.2%となっている。

ア 営業費用

営業費用は4,325,263千円で,前年度に比べ19,258千円(0.4%)増加している。 増加した主なものは,資産減耗費36,415千円で,これは主に,構築物等の固定資 産の除却が31,938千円(713.4%)増加したためである。

イ 営業外費用

営業外費用は320,894千円で,前年度に比べ16,148千円(4.8%)減少している。 減少した主なものは,支払利息及び企業債取扱諸費319,977千円で,これは主に, 企業債の支払利息が16,428千円(4.9%)減少したためである。

ウ 特別損失

特別損失は8,302千円で,前年度に比べ14,377千円(63.4%)減少している。 当年度は,並木公舎の土地及び建物を売却したことにより,売却価額と帳簿価額 との差額である5,865千円を固定資産売却損として計上している。

(11)

(単位:千円,%)

※決算附属書類の収益費用明細書より算出した数値である。 ※この数値は,消費税抜きである。

(3) 損益の状況

当年度は,総収益に含まれる一般会計からの企業債利子償還負担分である他会計補 助金397,552千円を除いた独立採算ベースでの損益では,453,172千円の実質赤字額と なっている。

また,経常損失は47,318千円で,これと特別損失8,302千円を合計した額55,620千 円 が当 年度の 純損 失と なっ ており ,前年度 純損失3 8,920 千円と比 較して1 6,700千 円 (42.9%)増加している。

なお,当年度未処分利益剰余金2,331,503千円は,剰余金処分計算書において,地 方公営企業会計基準の見直しに伴い,当年度未処分利益剰余金の全額を,市議会の議 決を経て資本金に組み入れることとしている。

最近5か年の収益と費用を比較すると次のとおりである。

金 額 構成比 金 額 構成比 増減額 増減率

職 員 給 与 費 279,103 6.0 303,419 6.5 △ 24,316 △ 8.0 支 払 利 息 319,977 6.9 336,405 7.2 △ 16,428 △ 4.9 減 価 償 却 費 1,365,756 29.3 1,378,997 29.5 △ 13,241 △ 1.0 動 力 費 118,673 2.5 134,916 2.9 △ 16,243 △ 12.0 光 熱 水 費 293 0.0 317 0.0 △ 24 △ 7.6 通 信 運 搬 費 17,841 0.4 17,152 0.4 689 4.0 修 繕 費 117,452 2.5 115,019 2.5 2,433 2.1 薬 品 費 7,539 0.2 7,184 0.2 355 4.9 委 託 料 248,779 5.3 223,120 4.8 25,659 11.5 受 水 費 2,068,762 44.5 2,059,659 44.1 9,103 0.4 そ の 他 110,284 2.4 89,538 1.9 20,746 23.2 計 4,654,459 100.0 4,665,726 100.0 △ 11,267 △ 0.2

対前年度比較 項 目

(12)

4 財政状態について

当年度末における財政状態を前年度と比較すると,次表のとおりである。

(単位:千円,%)

27年度 26年度 増減額 増減率 1 固定資産 34,767,508 35,364,849 △ 597,341 △ 1.7

(1) 有形固定資産 34,764,661 35,361,890 △ 597,229 △ 1.7 ア 土地 2,126,333 2,141,124 △ 14,791 △ 0.7 イ 建物 1,750,868 1,806,021 △ 55,153 △ 3.1 ウ 構築物 28,663,210 28,967,891 △ 304,681 △ 1.1 エ 機械及び装置 2,220,600 2,442,927 △ 222,327 △ 9.1

オ 車両運搬具 718 718 0 0.0

カ 工具器具及び備品 2,932 3,209 △ 277 △ 8.6 (2) 無形固定資産 2,847 2,959 △ 112 △ 3.8 ア 施設利用権 2,609 2,721 △ 112 △ 4.1

イ 電話加入権 238 238 0 0.0

2 流動資産 1,693,026 3,159,915 △ 1,466,889 △ 46.4 (1) 現金預金 1,046,610 1,414,355 △ 367,745 △ 26.0 (2) 未収金 533,536 639,340 △ 105,804 △ 16.5 (3) 貯蔵品 35,144 34,996 148 0.4 (4) 前払費用 1,266 1,224 42 3.4 (5) 前払金 76,170 69,400 6,770 9.8

資 産 の 部 区 分

(13)

(注)この数値は,消費税抜きである。

(1) 資産

資産総額は36,460,534千円で,その構成は固定資産34,767,508千円(95.4%)及び 流動資産1,693,026千円(4.6%)である。また,資産総額は前年度に比べ,2,064,230 千円(5.4%)減少している。

ア 固定資産

前年度末固定資産は35,364,849千円で,当年度取得額を加え,減価償却額及び固 定資産除却費を減じると,当年度末は34,767,508千円となり,597,341千円(1.7%)

27年度 26年度 増減額 増減率 3 固定負債 14,296,621 15,140,769 △ 844,148 △ 5.6

(1) 企業債 14,230,062 15,074,210 △ 844,148 △ 5.6 (2) 引当金 66,559 66,559 0 0.0 4 流動負債 1,564,615 2,622,334 △ 1,057,719 △ 40.3 (1) 企業債 1,093,248 1,072,673 20,575 1.9 (2) 未払金 412,602 489,907 △ 77,305 △ 15.8 (3) 預り有価証券 300 1,000,600 △ 1,000,300 △ 100.0 (4) 引当金 26,660 28,626 △ 1,966 △ 6.9 (5) その他流動負債 31,805 30,528 1,277 4.2 5 繰延収益 11,388,625 11,495,369 △ 106,744 △ 0.9 (1) 長期前受金 22,539,242 22,185,233 354,009 1.6 (2) 長期前受金収益化累計額 △ 11,150,617 △ 10,689,865 △ 460,752 4.3 27,249,861 29,258,472 △ 2,008,611 △ 6.9

6 資本金 4,760,331 4,760,331 0 0.0 (1) 固有資本金 325,741 325,741 0 0.0 (2) 繰入資本金 1,189,755 1,189,755 0 0.0 (3) 組入資本金 3,244,836 3,244,836 0 0.0 7 剰余金 4,450,341 4,505,961 △ 55,620 △ 1.2 (1) 資本剰余金 2,118,838 2,118,838 0 0.0 ア 受贈財産評価額 110,718 110,718 0 0.0 イ 国庫補助金 263,972 263,972 0 0.0 ウ 工事負担金 1,611,616 1,611,616 0 0.0 エ その他資本剰余金 132,532 132,532 0 0.0 (2) 利益剰余金 2,331,503 2,387,123 △ 55,620 △ 2.3 ア 当年度未処分利益剰余金 2,331,503 2,387,123 △ 55,620 △ 2.3 9,210,673 9,266,292 △ 55,619 △ 0.6 36,460,534 38,524,764 △ 2,064,230 △ 5.4 負債・資本合計

負 債 の 部

資 本 の 部

区 分

負 債 合 計

(14)

減少している。また,建物等の有形固定資産は34,764,661千円で,資産合計の95.3 %(前年度91.8%)を占めている。

イ 流動資産

流動資産の主なものは,現金及び預金1,046,610千円,未収金533,536千円で,前 年 度 に 比 べ 1 , 4 6 6 , 8 8 9 千 円 ( 4 6 . 4 % ) 減 少 し て い る 。 こ の 主 な 要 因 は , 前 払 金 が 6,770千円(9.8%)増加したものの,預り担保有価証券の返還により保有有価証券 が1,000,300千円(100%)減少したことによるものである。

(2) 負債・資本

負債・資本の総額は36,460,534千円で,その構成は固定負債14,296,621千円(39.2%), 流 動 負 債 1 , 5 6 4 , 6 1 5 千 円 ( 4 . 3 % ) , 繰 延 収 益 1 1 , 3 8 8 , 6 2 5 千 円 ( 3 1 . 2 % ) , 資 本 金 4,760,331千円(13.1%),剰余金4,450,341千円(12.2%)である。

負債総額は27,249,861千円で,前年度に比べ2,008,611千円(6.9%)減少している。 ア 固定負債

固 定 負 債 の 主 な も の は , 返 済 期 限 が 1 年 以 降 に 到 来 す る 企 業 債 償 還 元 金 14,230,062千円である。固定負債は前年度に比べ844,148千円(5.6%)減少してい る。

イ 流動負債

流 動 負 債 の 主 な も の は , 返 済 期 限 が 1 年 以 内 に 到 来 す る 企 業 債 償 還 元 金 1,093,248千円である。流動負債は前年度に比べ1,057,719千円(40.3%)減少して いる。

ウ 資本金

資本金は,前年度と同額である。

エ 剰余金

資本剰余金は,前年度と同額である。

(15)

5 財政状態に関する主な経営指標

短期債務に対してこれに応ずべき流動資産が十分であるかを示す流動比率は,当年度 は108.2%と前年度より12.3ポイント低下している。また,総資本に対する自己資本の 占める割合を示す自己資本構成比率は,当年度は56.5%と前年度より2.6ポイント改善 している。

6 資金収支(キャッシュ・フロー)の状況

当年度の業務活動によるキャッシュ・フローは,918,380千円の資金流入で,前年度 に比べ44,733千円減少している。これは主に,未払金の減少によるものである。

当年度の投資活動によるキャッシュ・フローは,462,552千円の資金流出で,前年度 に比べ27,903千円マイナス幅が減少している。これは主に,固定資産の取得による支出 が減少したことによるものである。

当年度の財務活動によるキャッシュ・フローは,823,573千円の資金流出で,これは, 企業債の償還による支出が企業債による資金調達額を上回ったことによるものである。 また,前年度に比べ119,846千円マイナス幅が増加している。

その結果,当年度における資金減少額は367,745千円で,資金期末残高は1,046,610千 円となっている。

(16)

キャッシュ・フロー計算書

(平成27年4月1日から平成28年3月31日まで)

(単位:千円) 27年度 26年度 増減額

当年度純損失 △ 55,620 △ 38,920 △ 16,700 減価償却費 1,365,756 1,378,997 △ 13,241 固定資産除却費 36,415 4,477 31,938

固定資産売却損益 5,865 0 皆増

貸倒引当金の増減額 △ 161 600 △ 761 長期前受金戻入額 △ 485,862 △ 482,345 △ 3,517 受取利息及び受取配当金 △ 1,537 △ 2,246 709 支払利息 319,977 336,405 △ 16,428 未収金の増減額 80,178 △ 13,995 94,173 未払金の増減額 △ 27,271 98,312 △ 125,583

棚卸資産の増減額 △ 149 △ 349 200

引当金の増減額 △ 2,005 24,761 △ 26,766

前払費用の増減額 △ 42 △ 63 21

前払金の増減額 - △ 5,371 5,371

前受金の増減額 - △ 2,749 2,749

その他の流動負債の増減額 1,277 △ 242 1,519 1,236,820 1,297,272 △ 60,452 利息及び配当金の受取額 1,537 2,246 △ 709 利息の支払額 △ 319,977 △ 336,405 16,428 業務活動によるキャッシュ・フロー 918,380 963,113 △ 44,733

有形固定資産の取得による支出 △ 750,266 △ 910,153 159,887 有形固定資産の売却による収入 17,040 0 17,040 国庫補助金等による収入 270,674 419,698 △ 149,024 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 462,552 △ 490,455 27,903

建設改良費等の財源に充てるための企業債による収入 249,100 350,000 △ 100,900

建設改良費等の財源に充てるための企業債の償還による支出 △ 1,072,673 △ 1,053,727 △ 18,946 財務活動によるキャシュ・フロー △ 823,573 △ 703,727 △ 119,846

資金増加額(又は減少額) △ 367,745 △ 231,069 △ 136,676 資金期首残高 1,414,355 1,645,423 △ 231,068 資金期末残高 1,046,610 1,414,355 △ 367,745 1 業務活動によるキャッシュ・フロー

2 投資活動によるキャッシュ・フロー

3 財務活動によるキャシュ・フロー 区 分

(17)

7 むすび

(1) 業務実績について

給水人口は192,281人で,前年度に比べ5,063人(2.7%)増加している。 普及率は85.6%であり,前年度に比べ0.9ポイント上回っている。

年間総配水量は22,057,246㎥で,前年度に比べ34,317㎥(0.2%)の微増,年間総 有収水量は20,319,077㎥で,115,828㎥(0.6%)増加しており,その結果,根幹収入 である水道料金収入も増加している。

有収率は92.1%であり,前年度に比べ0.4ポイント上回っている。

(2) 経営成績について

当年 度を税抜 き収支で みると, 総収益4 ,598, 839千円 に対し, 総費用は 4,654,459 千円で,差引き55,620千円の損失である。

損失額は,前年度に比べ16,700千円増加している。これは主に,職員給与費や支払 利息の費用は減少したものの,収益である加入金も減少したため,当年度純損失が増 加したものである。

(3) 財政状態について

当年 度末の資 産は36 ,460, 534千円 で,負債 は27,2 49,861千円であり,純資産額は 9,210,673千円となっている。この純資産額は,前年度に比べ55,620千円減少してい る。

資産,負債及び資本は,前年度に比べいずれも減少しているが,企業債未償還残高 も漸減している。

(4) 資金状況について

業務活動により918,380千円の資金が増加したものの,投資活動により462,552千円, 財務活動により823,573千円の資金が減少している。

その結果,当年度の期末の資金は1,046,610千円となり,期首と比較して367,745千 円減少している。また,資金期末残高は,貸借対照表の現金預金の額と一致している。

(5) 建設改良事業について

当年度の建設改良費の決算額は,745,247千円となっている。予算額に対する執行 率は75.1%であり,地方公営企業法第26条の規定による繰越額が219,672千円生じ, 不用額は27,560千円となっている。

(18)

整備地区の配水管布設工事などを実施している。また,施設改良費では,老朽管の布 設替え工事などを実施している。

(6) 役割と方向性について

つくば市の水道事業は,つくばエクスプレス沿線関連開発地区や水道未整備地区へ の給水を目的とする創設事業を推進し,特に,沿線開発地区の給水戸数は,予定量に達 するなど順調に推移しており,水道事業全体の年度末給水普及率は約85.6%,約192千 人の給水人口となっている。

しかしながら,事業全体の経営状況は依然として厳しく,平成27年度は,旧筑南水 道企業団時代に設置した並木公舎を不要資産として売却したことや,漏水頻度の高い 老朽配水管の布設替えにより有収率を向上させるなど,引き続き経営改善に努めた。 年間総配水量は,沿線開発等における戸建て住宅や集合住宅等の小口需要者増加等 により前年度を上回ったものの,研究機関や企業等の大口需要者が,水道料金の倹約 や節水意識の高まり等による水の循環利用や地下水利用への転換等により,当初の予 定に達しなかった。

小口需要者においても,節水意識の浸透や節水型住宅設備の導入等エネルギー排出 削減意識の高まり等により,小口需要者の増加が水需要の大幅な増加にはつながって いない状況である。

将来的には,保有資産の老朽化に伴う大幅な施設更新期の到来や,給水区域内人口 の減少等に伴う水道料金収入の減少などにより,経営環境が一段と厳しい状況も予測 されることから,長期的な視点に立った経営健全化の取組が求められる。

また,「新地方公営企業会計制度」の適用により,地方公営企業の特性を踏まえつ つ,水道事業が民間企業会計とほぼ同一の会計基準で会計処理・決算が行われ,経営 判断に必要な損益の認識や資産・負債の把握等を正確に行うことが可能となった。こ のことにより,これまで以上に財務情報の透明性の確保に努めるとともに,今後の経 営戦略に活用していくことが望まれる。

参照

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